オレ「どこかでトウショウボーイの再来を願っていたのかも知れない」
ガミ「無傷で皐月賞制覇した大物っすよね」
マスター「名馬・テンポイントの宿敵だったな」
オレ「皐月賞では1番人気がテンポイ
ガミ「8ジーティアダマンはパドックでいつもの元気が無かったように見えたっす」
オレ「いつものヤクザ歩きが一般人歩きになってたな」
マスター「皐月賞の雰囲気に飲まれたんじゃないか?」
オレ「
ガミ「ブラックの苦悩が手に取るように分かるっす」
マスター「レース展開が最悪だな」
オレ「ケイバというのはこういう筋書きの無いドラマなんだよ」
ガミ「レースの筋書きなんて星の数ほどあるっす
ガミ「9ピコチャンブラックは最下位だったっす」
オレ「17ファウストラーゼンのマクリ競馬が全てだったな」
マスター「外から内に切れ込んで来たからな」
オレ「脅しだな」
ガミ「13アロヒアリ
本日飲むジャックダニエルのハイボールは「成長」の味がした。俺の友達に中学生では150cmそこそこだったが高校に入るとメキメキ背を伸ばして175cmまで成長したヤツがいる。顔は中学生のままなのに背は大人になってい
そして勝負所のピークである4コーナーに差し掛かった。本来であれば外へ持ち出してウイニングロードを作りたいところであるが手応えが薄く無理との判断で内を回り少しでも前のポジションを確保したいという戦略に変
マスター「ところで期待した馬たちはどんな走りだったんだ?」
ガミ「2エリキングはどうだったっすか?」
オレ「スタートはいつもよりスンナリ出たな」
マスター「1ニシノエージェントはどうだった
ガミ「マイルは強い精神の持ち主っす」
マスター「ゲートを上手く出してくれればチャンスはあると思ってたって調教師は言ってるな」
オレ「そんなにゲート下手とは思えなかったけどな」
ガミ「新馬戦
オレ「なっ、デュノールより成長した馬がいただろ?」
マスター「お前が名を上げた馬じゃなかったけどな・・・」
ガミ「やっぱりモレイラっす」
オレ「モレイラ人気だけで3番人気に押し上げられた馬
マスター「クロワデュノールで◎◎◎だな」
ガミ「それだけ素質が抜きん出てるっす」
オレ「う~ん、そうとも言えないぞ」
マスター「おいおい、また重箱の隅を突いて失敗する手か?」
オレ「前走
ガミ「どうしても◎デュノールは外せないっす」
マスター「と言うよりは一頭だけ買っとけばいいんだ」
オレ「マスターはそれでいいさ」
ガミ「いつも通りの一番人気単勝一点勝負っす」
マスター
「そうだ、この七味を使ってくれよ」マスターは自慢の七味唐辛子を置いた。その袋には「みよこの七味・香るバージョン」と書かれてある。オレとガミはペコリとこうべを垂れるとすぐにどんぶりに口を付けて汁をすすっ
5は10をあっさり抜き去って内の2も交わしてゴール目指してまっしぐらである。外から良い伸び脚を見せたのは13ロードデルレイ、内を14エコロヴァルツ、そして7ヨーホーレイクである。5はそのまま先頭でゴールイン
マスター「1着3着5着か」
オレ「掲示板には載ってるな」
ガミ「ワイドが当たってトントンっす」
マスター「990円付いたんだろ」
オレ「2番8番人気の組み合わせにしては低配当だな」
「もっと絞りたいっす」ガミは旅費用捻出に力が入る。3ラヴェルは渋った馬場への対応が悪い。4ソールオリエンスは皐月賞馬だし松山が乗るということで期待を持ちたいのだが、最近の動きを見ると集中力に欠けている
ステレンボッシュも最終追い切りも一週前追い切りもウッドチップコースを使い走り込んだ。シックスペンスとは一緒に走ってはおらず違う調整方法で仕上げる形をとった。こちらは一週前でビッシリ追い切り、最終ではス
マスター「調教の動きはどうだったんだ?」
オレ「何か最近の調教ラップデータを見るとみんな速くなってるよな」
ガミ「美浦も栗東もっすか?」
マスター「ウッドチップの質を変えたとかかね?」
「これからお前のことを『きんとん』と呼ぶことにする」マスターは突然ガミに向かって宣言をした。「えっ?」キョトンとするガミに「この程良い甘さが魅力のきんとんとお前の行動の甘さに掛けてる訳ですよ」マスター
ガミ「1番のボルドクフージュはどうっすか?」
オレ「内側の1枠空けて2番目の枠に入るんだけど馬は入らないから音はストレートに聞こえる」
マスター「それに反応して飛ぶんだな」
オレ「多分、内