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ビギンザビギン
  
スナック・パドック「2025年・皐月賞」終えて・その3・Part1
000 2025/04/23 20:22

ガミ「9ピコチャンブラックは最下位だったっす」
オレ「17ファウストラーゼンのマクリ競馬が全てだったな」
マスター「外から内に切れ込んで来たからな」
オレ「脅しだな」
ガミ「13アロヒアリイも一緒にマクって来たっす」
オレ「ブラックは明らかに驚いて怯えてた」
ガミ「気持ち良く逃げてたっすから」
マスター「あのまま行くのは並大抵ではないぞ」
オレ「1000m通過が59.3秒だからマズマズのペースだろ」
ガミ「ラーゼンがハナに立ってペースが慌ただしくなったっす」
マスター「ブラックは気負って走ってたな」
オレ「ペースを奪われた」
ガミ「呼吸が一気に乱れたんすね」

9ピコチャンブラックはゲートをアオって出て決して好スタートでは無かった。それでもハナを奪おうとする意志は強くすぐに態勢を立て直して前へ前へと歩を進めた。最初のゴール板前通過時点で先頭に躍り出て順調に先行逃げ切り作戦は繰り広げられた。最初のコーナーに差し掛かるときには2馬身リードを取り伸び伸びとした走りを見せていた。この時、ラーゼンは最後方を走っていた。スパイラルカーブを緩やかに曲がって2コーナーに差し掛かるときにラーゼンが動き始めた。計画通りのマクリ競馬の始まりである。先頭と最後尾の開きは15馬身である。ほぼ15秒でラーゼンは先頭のブラックに並び掛けている。1秒で1馬身差を詰めている。素覚ましいスピード感が伝わって来る。この動きをただ眺めているのではなくラーゼンのマクリに同調して上がって行った馬がいた。13アロヒアリイである。一頭だけ上がって来るのでは無く二頭が合わさって上がって来る光景は迫力が2倍になる。その迫力に圧倒されるのである。ブラックはこの迫力を内側で受けてすっかり怯んでしまった。それでも鞍上からは「行け!」の指令が出る。行きたいけど怖い、怖いけど行かなければならない、でも怖くて脚が進まない。ブラックの精神状態は大混乱を起こしてしまった。

・・・続く・・・

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