今年もこの時期がやって来た。。
想いはあの日のディープへ。
2006年10月1日。
日本人悲願の日の丸を背負い挑んだ
第85回凱旋門賞。
日本からの応援団6000人は驚愕だった。
『ロンシャンは日本人ファンに侵略された』と、フランス国営TVがアナウンス。
誰もが信じ、祈った。
歴史的瞬間の目撃者になるために!
結果は3着・・
フォルスストレートから
最後の直線へ向いた時
「よし、勝てる!」と
確信したという武騎手。
でも、ギアが一段上がらなかったという
ディープは飛ばなかった。
敗因は何だったのか…
幾つかの要因が重なり弾けなかった末脚
競馬に絶対はない事を…
受け入れざるを得なかった。
敗れて引き上げて行くディープの後ろ姿は
途徹もなく寂しげで余計に小さく見えた。
「早く日本に帰ろうな…」
市川厩務員の言葉に涙が止まらなかった。
帰国後の突然の引退表明に驚く間も無く
ディープを襲った薬物疑惑。
陰謀説も飛び交う中で
あまりにも曖昧なずさんな『事件』に
落胆し、怒りさえ覚えた。
異国の地に真っ向から乗り込むディープを
何故もっと守ってやれなかったのか…
『失格』の文字を封印し続けながら
ディープの血がそれを
打ち砕いてくれる日を
ずっと待ち続けている。
今年の凱旋門賞。
夢を繋いでくれる娘と孫がいる。
欧州オークス三冠馬のスノーフォール。
フォワ賞で快勝したディープボンド。
夢叶うと信じる日まであと10日。。
怪我なく無事にその日を迎えられる事に
感謝して祈ろう!
そして遂に我々は
歴史的瞬間に遭遇するのかもしれない。
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