明日は弥生賞。
私が初めて(テレビで)見たこのレースは、1984年。
シンボリルドルフにとっては重賞初挑戦であった。
1番人気は、共同通信杯4歳Sを勝っていたビゼンニシキで、ルドルフは2番人気。
知らない人から見れば不思議かもしれないが、少なくとも当時の下馬評はそんな感じだったのである。
以下、3番人気はコンラートシンボリ、4番人気はスズパレード。
レースは、早め先頭に立ったルドルフがビゼンに1・3/4馬身差をつけて重賞初制覇を果たした。
3着ニッポースワロー、4着スズパレード、5着ハツノアモイ。
今から振り返れば相当なメンバーの中で勝ったルドルフは、弥生賞の時点でその地位を盤石にしつつあったのかもしれない。
事実その後ルドルフは、幾たびかの激戦の中でビゼンに力の差を見せつけ、無敗の三冠という偉業を成し遂げる。
弥生賞と聞いていまだに思い出すのは、この1984年のレースである。
はじめて好きになった馬、ミスターシービーの勝った1983年のレースは、残念ながら見ていない。
ディープインパクト登場後も、いまだに史上最強馬はシンボリルドルフだと思っている。
それほどにルドルフは強く、美しかった。
写真は2006年、馬産地ツアーで見せて頂いたときのルドルフである。
25歳という年齢も感じさせず、不思議なオーラを身に纏っていた。
近づいたら襲ってくるのでは、と思うほどの精気に満ちていた。
これほどの名馬は、そう簡単には出てこないだろう。
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